ひらこう、新しい学びの扉。

N-PORTAは、地域を越えた遠隔授業と充実のサポートで、すべての生徒の未来を支えます。

新潟県立碧高等学校(新潟北高等学校)全景と桜

所長よりご挨拶

新潟県遠隔教育配信センター 所長 田邉 康彦

新潟県遠隔教育配信センターのホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

広大な県土を有する本県では、少子化に伴う学校の小規模化や地理的条件など、教育環境における様々な課題に直面しています。こうした状況に左右されることなく、県内すべての高校生が自らの興味・関心、そして進路希望に応じた学びを主体的に選択できる環境づくりが、今まさに求められています。

このような背景のもと、当センターは本県教育の基本理念である「一人一人を伸ばす教育 ~一人一人の個性に応じた質の高い豊かな教育の推進~」の具現化を目指し、令和8年4月に開設されました。

私たちは、最先端のICTを活用した「リアルタイム双方向型授業」を核として、遠隔地の学校間や外部の専門機関と教室を力強くつなぎます。生徒個々の可能性を広げる「個別最適な学び」と、多様な仲間と切磋琢磨する「協働的な学び」を一体的に推進し、県内どこにいても質の高い教育を受けられる環境づくりを目指してまいります。すべての生徒が未来への可能性を最大限に伸ばしていけるよう、職員一同、全力を尽くしてまいります。

設置の目的と役割

地理的環境に左右されない、質の高い学びをすべての生徒へ

新潟県遠隔教育配信センター(N-PORTA※)は、新潟県教育委員会組織規則に基づき、令和8年4月1日に新潟県立碧高等学校(新潟北高等学校)内に設置されました。
地理的環境や学校規模によらず、県内のどの地域に居住していても、生徒の興味・関心や進路希望に応じた教育環境を提供することを目的としています。
生徒の多様なニーズに対応した教科・科目充実型の遠隔授業に取り組むとともに、生徒の進路希望やスキルアップに対応した講習や講演会を開催します。
また、新潟県教育委員会がこれまでも行ってきた学校間連携方式による遠隔授業配信をサポートし、新潟県の遠隔教育を確立していくための中核的な役割を担っていきます。

※愛称の「N-PORTA(エヌポルタ)」について
「N」は新潟、ネットワーク、ネクスト(次世代の教育)を表し、「PORTA」はイタリア語で入口や扉を指します。遠隔教育配信センターが、新たな学びの扉を開く拠点となり、さらに、地理的な条件に左右されることなく多様な学びにアクセスできる入口としての役割を担ってほしいという思いを込めたものです。

新潟県遠隔教育配信センター N-PORTAの銘板

新潟県の遠隔教育について

1. これまでの取組

新潟県教育委員会では、文部科学省委託事業「CORE ハイスクール・ネットワーク構想」の研究指定を受け、令和3年度から令和5年度までの3年間、「新潟の未来を SaGaSu プロジェクト」として、遠隔教育の実証研究を行ってきました。離島や中山間地域における教育環境の充実に向けて7校のネットワークで始まった取組は、その後も対象校を拡充し、令和7年度には 17 校で延べ 23 科目の遠隔授業が実施されました。

学校間連携で遠隔授業体制を拡大(SaGaSuプロジェクト)
※「新潟の未来を SaGaSu プロジェクト調査研究報告書」(新潟県教育委員会 令和6年3月)

2. 遠隔教育配信センターの設置

これまで培ってきた遠隔教育の取組を全県に拡大するため、令和8年4月、新たに新潟県遠隔教育配信センター(N-PORTA)が開設されました。
遠隔教育配信センターには、各教科・科目の専任教員が配置され、小規模校における多様な科目開設や、生徒の習熟度に合わせて授業を実施しています。令和8年度は、22 校に延べ 40 科目の遠隔授業を行っています。センター内には配信ブースが5つ、スタジオが1つ整備されており、複数の授業を同時に配信することができます。
また、複数の学校を同時に接続した形態の授業も実施し、小規模校における協働的な学びの機会の確保を図っています。

配信ブース 配信ブース
配信スタジオ スタジオ

3. 将来の展望

遠隔教育の導入により、生徒の興味・関心や進路希望に応じた多様な選択科目の開設に加え、学校間連携や外部人材との連携などを進めることで、生徒の個別最適な学びや協働的な学びの充実が期待されます。
新潟県教育委員会が新たに設置を進めている「セルフデザインハイスクール」では、同時双方向型の遠隔授業とともに、オンデマンド型授業を配信できる体制を構築することにより、多様な学習ニーズにも対応できる支援を展開することが可能となります。

遠隔教育システム・将来の展望
※「県立高校の将来構想」(新潟県教育委員会 令和7年3月公表)
※「セルフデザインハイスクール」:従来の定時制課程の仕組みをベースとした「通学コース」と、通信制課程の仕組みをベースとした「オンラインコース」が設置され、生徒それぞれの学習状況や生活スタイルに合わせて、両コースの授業を選択することが可能です。

組織と主な業務

所長 (校長)
次長 (教頭)
主任 (配信教員) 11 名
次長 (事務長)

【配信教員の担当教科】

国語 地理歴史 公民 理科 英語 情報

部署ごとの業務内容

教務部

  • 配信科目の管理と円滑な授業運営の基礎作り
  • 配信センターからの配信科目の時間割作成、受信校との調整
  • 配信側・受信側の教材・副教材報告の集約と管理
  • 成績査定の連携調整
  • 配信センター内ブースの運用管理
  • 年間行事計画の作成・調整

進路・外部連携部

  • 生徒の進路実現に向けた情報等の提供と評価
  • 外部人材等と連携した各種講演会や講座の企画・配信
  • 進学対策講習、資格試験取得のための講座配信
  • 各種業者対応

総務・環境支援部

  • システムの稼働と配信校・受信校のサポート
  • ICT機器・ネットワークの管理、通信障害等へのマニュアル作成
  • 遠隔授業支援員の運用支援
  • トラブルシューティングの蓄積と対策
  • 各種イベントを通じた遠隔教育に関する情報発信

研究・研修部

  • 遠隔教育モデルの質的向上
  • 配信教員による自己評価の集計、次年度目標設定の支援、指導技術向上策の検討
  • 研修会の企画・運営
  • 指導法の研究
  • 受講生徒へのアンケート実施・分析